2021/04/13 公開
「相続税はかかるのか」
このようなご質問をよくいただきます。
一般的には、
1.親族がお亡くなりになった場合に
2.その方が残された財産について
3.相続税が
4.その方の相続人に
かかる(課税される)可能性があります。
ただ、相続が発生しても、相続税が課税されない方もいらっしゃいます。
これはどのような仕組みなのか?
今回は
「相続税がかかるかどうか。そのおおよその判定方法」
について説明していきます。
【相続税の計算式】
相続税の計算式は次の通りです。
(体系を理解いただくために細かい箇所は省略します。)
(財産価額-債務の額-基礎控除額)×税率=相続税の総額
税理士が、相続人の方にはじめにお聞きする事は、「相続財産の価額が基礎控除額を超えているかどうか」です。
相続財産の価額が基礎控除額を超えていなければ、税率を乗じても0以下になりますので、相続税がかからないことになります。
【基礎控除額の計算式】
では、この基礎控除額とはどのように計算するのか。
3,000万円+600万円×法定相続人の数=基礎控除額
例えば、相続人が配偶者と子供2人の場合であれば、法定相続人は3人となり、
3000万円+600万円×3人
で4800万円が基礎控除になります。
このご家族でしたら、被相続人の財産が4800万円を超えていなければ、相続税はかからないと判断できます。
いかがでしょうか?
基礎控除の考え方をおさえておけば、
相続税がかかるかどうかのおおよそ判断はできます。
実際には、財産の価額や債務の額が計算要素に入ってきますので、正確な判断は税理士にご相談いただくことをお勧めいたします。
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