2021/08/16 公開
相続が発生すると対応が必要な事がいっぱいあるはず…
何から手を付ければいいのか、分からなくて不安という方も多いかと思います。
今回は、各種手続き(何をすればいいのか)とその期限についてお伝えします。
1、どこに何を届け出るのか
①健康保険、厚生年金保険資格喪失届、被扶養者異動届(勤務先がある場合は勤務先が届出)
健康保険組合・年金事務所に届出します。
②死亡届
死亡診断書を添付して市区町村長に提出します。
③年金受給停止手続き(日本年金機構にマイナンバー収録の方は省略できます。)
厚生年金の方は年金事務所
国民年金の方は市区町村もしくは年金事務所
※必要書類は各人で異なります。
年金事務所にご確認ください。
④世帯主変更届
市区町村に届出書を提出
⑤国民健康保険・後期高齢者医療制度資格喪失届
市区町村に資格喪失届と健康保険証を提出
⑥被扶養者の国民健康保険加入手続き
年金事務所にて手続き
⑦相続の放棄または限定承認
家庭裁判所に申述
⑧所得税の申告と納付
被相続人の本年分の所得税等の申告書を税務署に申告(準確定申告)
⑨相続税の申告と納付
相続税の申告書を税務署に提出する
この日までに納税
⑩遺族基礎年金・寡婦年金・遺族厚生年金の請求
遺族厚生年金と寡婦年金は、市区町村、年金事務所
遺族厚生年金は、年金事務所
2、いつまでに届出ないといけないのか…
届出の期限は、それぞれ違いますので、注意が必要です。
上記の番号順に…
①・・・5日以内
②・・・7日以内
③・・・10日以内
④、⑤、⑥・・・14日以内
⑦・・・3ヶ月以内
⑧・・・4ヶ月以内
⑨・・・10ヶ月以内
⑩・・・5年以内
3、今回ご紹介させて頂いた、届出は一般的な流れです。
各種手続きの前にやるべき事も人それぞれ異なります。
手続きが多すぎる、複雑すぎるという方は、市区町村、年金事務所等にてご確認頂くか、ぜひ一度、ご相談ください。
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