2021/09/22 公開
①将来の財産管理に不安がある
認知症になってしまったらお金の管理はどうするの?
子供に障害があり、将来、お金の管理ができるか不安。
お金だけではなく、不動産や株式などの有価証券、財産の管理は誰がしてくれるのか不安な方は多いかと思います。
②その解決策として国が用意した制度、それが成年後見制度です。
成年後見制度とは、認知症や知的障害により判断能力が不十分な人が不利益を被らないように「成年後見人」が適切な財産の管理や契約行為の支援を行う制度です。
成年後見制度には二種類あります。
まず一つ目は、任意後見制度です。
この制度はまだ元気なうちにご自身で将来財産の管理を任せる人を選ぶことができます。(障害のあるお子さんをお持ちの場合は、お子さんが15歳未満であれば親権を使って選ぶ事ができます。)
もう一つが、法定後見制度です。
こちらは、ご本人が判断能力が不十分になった後、家庭裁判所によって成年後見人が選ばれる制度です。ご家族の方を指定したいと思っていても、選ぶのはあくまでも家庭裁判所になりますので、希望通りにいくかどうかは不明です。
③そもそもいくらぐらいお金を残しておけばいいのか
認知症になってしまって、各種施設に入所しないといけなくなったり、障害のある子供が親亡き後に生きていくためにいったいいくらのお金が必要なのか不安だという方も多いかと思います。
実は、いくらお金を残しておかないといけないかという質問に対しては、ほとんどのケースで、分からないという答えになってしまいます。
なぜなら、人それぞれ生活の質も現在の財産の背景も違うため、一概には決めることはできません。
④まとめ
誰に管理を任せたいか、いくらお金を残しておけば良いのか、今から考えておいても良いのではないでしょうか?
事前に準備する事で少しでもご安心して頂きたいと思います。
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